こんにちは、ライターのミナトです。前回の「サブスク生活1週間記録」を書いたあと、ある思いつきが頭をよぎりました。
「逆に全部やめてみたら、どうなるんだろう?」
そこで今回は、あえて“1週間サブスク断ち”をしてみた体験をレポートします。動画、音楽、電子書籍、食材宅配……。日々頼り切っていたサブスクたちをすべてストップした生活は、正直かなり刺激的でした。
サブスク断ちのルール
今回は「お金を払っている定額制サービスを使わない」ことをルールにしました。
- 音楽→Spotify・YouTube Music NG(ラジオ・CD OK)
- 動画→Netflix・YouTube Premium NG(地上波・DVDはOK)
- 食材→Oisixなどの定期便NG(スーパー・自炊はOK)
- 書籍→Kindle Unlimited NG(図書館・紙の本はOK)
- クラウド→Google OneなどNG(スマホバックアップオフ)
つまり、代替手段があるものは“あえて一手間かけてやる”という生活です。
月曜〜水曜:最初は「不便すぎる!」と絶望
まず一番困ったのが、朝の通勤時間。いつもSpotifyで音楽を聴いているのに、静かな車内では手持ち無沙汰。仕方なくスマホに入っていた古いCD音源を再生したけれど、なんだか気分が上がらない。
動画も同様で、帰宅後の「Netflixで1本観てリラックス」の習慣が断たれたのは大きい。最初の3日は「無音・無動画」の夜に妙な寂しさがありました。
木曜〜金曜:「自分の時間」が戻ってくる感覚
ただ、不思議なもので4日目を過ぎる頃には“ちょっとした心地よさ”を感じ始めます。
朝はラジオを聴いて、夜は本棚から懐かしい文庫本を引っ張り出して読書。気づけばスマホを見る時間が減り、画面を見ない時間が増えていきました。
「別に無くてもやっていける」
そう思えた瞬間、サブスク中心の生活に依存しすぎていた自分に少し驚きました。
土日:サブスクの“本当の役割”を考えた
週末は友人と外出したり、公園を散歩したり、カフェでノートを書いたり。普段なら家でダラダラと動画を流していたであろう時間が、ちょっとだけ“能動的”な時間に変わりました。
気づいたのは、「サブスク=娯楽や情報を与えてくれるもの」であると同時に、「自分と向き合う時間を奪っていた面もあった」ということ。
便利さは確かに魅力だけど、便利さに浸りすぎると“思考する余白”がなくなるのかもしれません。
サブスク断ちをして得られた5つのこと
- 時間の流れがゆっくり感じられた
無音の時間が“退屈”から“余白”に変わっていく過程が面白かった - 読書の習慣が復活
紙の本をじっくり読む時間が自然と増えた - 情報に振り回されない感覚
SNSや動画の波に乗らないと、思考が静かになる - 自炊が楽しくなった
レシピ本を見ながら、料理を“作る過程”を楽しめた - 「無くても困らない」ものが見えた
習慣になっていたけど実は必要なかったサブスクが判明
とはいえ、完全に手放すか?と聞かれると…
正直、SpotifyとNetflixは戻す予定です(笑)。
ただし、“なんとなく再開”ではなく、“必要なときに必要な分だけ使う”意識は持ちたいなと。サブスクとの付き合い方は、ダイエットや貯金と同じで「自分に合った距離感」が大事なのかもしれません。

Writer’s Diary|執筆後記
サブスク断ちは、ちょっとしたデジタルデトックスでもあり、自分の生活リズムを見つめ直す良いきっかけになりました。改めて、「何を取り入れて、何を手放すか」を選ぶ力って大事ですね。
次は“1日中サブスク漬け”の日もやってみようかな。対照的な体験を比べてみるのも、また面白そうです。
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